GM東急1000系 1010Fを作る②
そもそも、1010Fって?
東急1000系・東横線用8連(6M2T)は、全部で9編成。1001Fから1008Fの8編成は、
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クハ1000 | デハ1250 | デハ1200 | デハ1350 | デハ1300 | デハ1450 | デハ1400 | クハ1100 |
Tc2 | M2 | M1 | M2 | M1 | M2 | M1 | Tc1 |
と、先頭車は電動車ではありません。ところが、1010Fだけは、
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クハ1000 | デハ1350 | デハ1200 | サハ1050 | デハ1350 | デハ1200 | デハ1350 | デハ1310 |
Tc2 | M2 | M1 | T | M2 | M1 | M2 | Mc1 |
と、パンタの位置が違いますし、先頭車が電動車になっています。というのも、4連(3M1T)×2として8連で使っていたものを、8連固定編成に組み替えたからです。右側のクハ1100がないため、デハ1310となりました。
それよりも、
サハ1050。
中間車は電動車しかない1000系で、先頭車がデハになると、中間車を1輌付随車にする必要があります。そこで生まれたのがサハ1050。1051の1輌のみの形式です。クハ1100の足回りとパンタなしの屋根を用意すればいいかなと思ったのですが、そうも簡単にはいきません。実は、
パンタ準備工事がしてある…
(パンタが撤去と書かれているものがありますが、デハ1350の電装解除であり、元々パンタは設置されていないので撤去ではないですね。)
模型は上から見ることが多いので、屋根はちゃんと作らないとかっこつきません。実車は準備工事ですが、模型的には8連から余るパンタ付きのデハ1400から改造するので、撤去工事になりますね。
サハ1050(車番1051)を作る
では、屋根を加工してみます。
デハ1200などで使う、パンタ付き屋根がこちらです。(「では」と「デハ」がかぶる…ってどうでもいいですね)
これをベースに作りますが、ネットで調べたり、鉄道雑誌を探してみても、サハ1050の屋根を撮った写真が見当たらないんですよね…。
鉄道ピクトリアルの東急電鉄特集では、サハ1051のサイドビューはあったのですが、屋根の様子までは見えませんでした。
再びネットを探すと、遠目に上の方から撮影された画像は見つけました。4号車のサハ1051の屋根には何かがあるのはわかりましたが、やっぱり細かい形態はわからず。実物こだわり派ではないので、自分のイメージで進めてみます。自分らしさも模型の楽しみの一つですからね。
ちなみに、5号車のデハ1362もパンタ準備車とする説もあったのですが、その写真から見ると屋根はつるっとしていて、パンタ無しと同じように見えました。1360や1361もつるっとしていたので、パンタ準備はサハ1051だけにしてみます。(2輌も加工するの大変なので…)
パンタ準備車の自分のイメージだと、配管はなくて土台はあるという感じなんですよね。モデラーの加工例をみてもそうなので、取り付け穴を埋め、配管だけを削ってみました。
いやぁ、狭くてカーブのある屋根を削るのは大変です。2時間かかりました(^^;
塗装済みパーツなので、配管周辺の塗装が残らないように削ると大体ツラになるかなと。穴は、プラ板を入れたり、隙間は瞬間接着剤で埋めて削っています。
削り終わったら塗装をしますが、GMキットなので、GMのねずみ色1号で塗装しました。配管の削り残しがあるか、塗ってみないとわかりません。緊張しますね。
塗装した結果がこちら!
それなりにできたかと。納得のいく感じには、まとまりました。
早速、取り付けてみます。
ハ1050の完成です♪
雰囲気はできましたかね。車体の方に配管が残っているって!?塗装済みキットなので、あんまり車体はいじりたくなくて…。妻面ということであまり見えないかと思いまして。ジャンクでパンタ無しの中間車を見かけたら、取り替えてみます。
次は、全体を整えます。(といっても、車番程度ですけどね。)
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