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 電車といえば、やっぱり前パンがかっこいい!
 そんな皆さんに、前パンを揃えてみました。
 えっ?前パンって何??という方。
 先頭車の前側にパンタグラフがある電車の事です。
 ぜひ、前パンの魅力にはまって下さいませ♪

年末調整・令和2年から書類が変わる!

10月も終わりが近づき、年末調整の季節になってきました。
会社から3枚(!)も用紙をもらって大変ですが、
そのうちの1枚が、令和2年より変わりました。
そこで、今回の改正で変わった書類についてまとめました。

年末調整で会社に提出する書類

提出する書類(申告書)はこちらになります。(令和2年度の場合)

1.令和3年分 扶養控除等(異動)申告書
2.令和2年分 保険料控除申告書
3.令和2年分 基礎控除申告書兼配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書

1と2は、これまでとほとんど変わっていない書類です。
3の名前の長い書類が、今回大きく変わった申告書です。

ちなみに、1の扶養控除等(異動)申告書は、「令和3年分」となっているのに気がついていますでしょうか。
会社に言われるがままに書いて提出しているかと思われますが(自分もそうでした…)、
実は、年末調整に直接使う書類は「令和2年分」となっている2と3の2つです。

では、なぜ扶養控除等(異動)申告書という、来年度の書類を提出するかというと、
1月からの給料で天引きされる源泉徴収税額を決めるのに必要だからです。
扶養控除等(異動)申告書を提出しないと、天引き額が大きくされますから注意して下さい。

今回変わった書類(申告書)

今回変わったのが、この長くて見慣れない書類、

 基礎控除申告書兼配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書

名前を見るだけで嫌になってしまいますが、
令和元年度までは「配偶者控除等申告書」だった書類です。
令和2年度から「基礎控除申告書」と「所得金額調整控除申告書」の二つの申告書ができたのですが、
さらに2枚も作るとなると多くなりすぎるので、同じ系統のもの3つを1枚にまとめたものです。
そこで、それぞれの申告書の意味をみてみます。

引用:国税庁ホームページ

① 基礎控除申告書

これまでは、全ての人が適用される基礎控除は、一律38万円でした。

最近は、働き方が多様化しており、基礎控除を上げることで、
所得の種類によらずに、給与の方、個人事業の方、同じように控除額が適用されるように改正されました。

ただ、基礎控除が所得の金額によって変わるため、今回申告書が作成されることになりました。

② 配偶者控除等申告書

これまで1枚全体に記載されていた物が、3分の1ほどにぐっとコンパクトになりました。
自身の所得は基礎控除申告書で計算していますので、
改めて計算する必要はなく、そこから区分を引き継ぐことになります。
矢印でどこに書けばいいのか導かれますので、書きやすくなったかなと思います。

③ 所得金額調整控除申告書

今回、基礎控除は増加しますが、給与所得控除は減少するため、
基本的にはプラマイゼロで以前と控除額は変わらないものになっています。

ただ、給与の収入金額が850万円を超えると、控除額が少なくなってしまいます
そこで、850万円超の方で、介護や子育てをされている場合は、
負担軽減ということで控除額が調整されることになりました。
なので、対象でない方は、記入しなくていい部分になります。

合計所得金額の見積額って?

この書類(申告書)の一番の肝であり注意点が、所得金額の見積額です。
11月と12月の給与がいくらになるかわからないし、間違ったらどうしようと不安になりますよね。

でも、あまり難しく考えることはありません

「見積」と書いてあるのですから。
10月の給与までわかるとしたら、それに2ヶ月分大まかに計算して加算すれば大丈夫です。
もし12月の給与が極端に増えたとして金額が変わったら、税務署から連絡がきて対応するだけです。
ただ、適当ではなく、根拠をもって計算して下さいね。

早めの提出を

令和2年度から変わる、年末調整に必要な書類についてまとめました。
面倒かと思いますが、必ず出すようにして下さい。
これらの書類(申告書)は、税金の額を少なくするためのものです。
期限ギリギリに提出すると総務・経理の方が大変なので、提出はお早めに。

税金

Posted by 管理者