「前パン愛好会」にようこそ! 

 電車といえば、やっぱり前パンがかっこいい!
 そんな皆さんに、前パンを揃えてみました。
 えっ?前パンって何??という方。
 先頭車の前側にパンタグラフがある電車の事です。
 ぜひ、前パンの魅力にはまって下さいませ♪

住宅ローンの団信(団体信用生命保険)は生命保険だ!税額控除を使って節税に。

住宅ローンの契約で、フラット35の申し込みをする方も多いかと思います。
平成29年10月1日より、フラット35は団信付きとなりました。

https://www.flat35.com/topics/topics_201703_danshin.html

ローン残高の保障ということですが、実は、家を購入するともれなく生命保険が付いてくるといっても過言ではありません。
通常の生命保険は生命保険料控除で所得控除、住宅ローンの場合は住宅ローン控除で税額控除
税額控除の効果は絶大です。
所得税からみた、住宅ローンと生命保険の関係をまとめてみました。

団信(団体信用生命保険)とは?

団体信用生命保険とは、住宅ローンの契約者が返済が完了する前に死亡もしくは高度障害を負ったときに、住宅ローンの残高を代わりに払ってくれる保険です。
つまり、死亡保険金がローン期間中に渡って減少する生命保険と同様の効果になります。
団体保険なので保険会社の運用コストがグッと小さくなるため、最も安い生命保険とも言われています。
団信のメリットとしては、

  • 貸す方としては、貸し倒れが発生せず、ローン残高全てを回収することができる
  • 借りる方としては、何かがあった場合に、家という資産を残すことができる

ことになります。逆にデメリットは、

  • 返済利率がちょっとだけあがり、借りる方の負担が少し多くなる

ことでしょうか。
フラット35では団信は義務ですし、少し負担が多くなったとしても、込み込みの借入金額なのでわからないかもしれません。
例えば、車を買うときに、オプションで高いカーナビを付けても負担感はないですよね。後で自動車用品店でカーナビを買うことには躊躇してしまいますが。
何かあった時に大事な人に家を残すことができることは安心ではないでしょうか。

保険料控除(所得控除)と住宅ローン控除(税額控除)

寄附金控除の記事において、所得控除と税額控除の違いをまとめました。

では、生命保険控除と住宅ローン控除について、実際の例で比較してみます。
団信付の住宅ローンを、借入額3000万円で35年返済のものとします。
つまり、3000万円で保険期間が35年の生命保険と同様のものですね。
医療保障がないとすれば、月1万円前後、年12万円の保険料になるでしょうか。
生命保険料控除の生命保険金額の上限は年8万円までですので、このくらいでいいでしょう。
そして、所得税率が10%とします。

生命保険料控除の場合

保険料控除額:12万円 > 8万円 → 4万円
所得税減少額:4万円 × 10%(所得税率) = 4千円

住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)の場合

住宅ローン控除額:3,000万円(残高) × 1% = 30万円
所得税減少額:30万円

4千円30万円ですよ。桁違いですよね。
住宅ローン控除は10年間(令和元年10月1日から令和2年12月31日居住の場合は13年)と期間限定ですが、35年間の総額を見ても大きな違いがあります。
そこで、住宅ローンを年100万円支払ったとして、35年間での所得税減少額をみてみます(令和2年8月末現在の法令による)。

所得税減少額(35年総額)

生命保険料控除:4千円 × 35年 = 14万円
住宅ローン控除:30万円+29万円+…+22万円+21万円 = 255万円

住宅ローン控除はたった10年間の適用ですが、これだけ違います。
実際には、家を買ってローンを支払っているだけで、生命保険を払っている感覚はないんですよ。
同じような保険の効果がありながら、所得税は大きく減少します。

ちなみに、賃貸で家を借りた場合、同じ金額を払ったとしても所得税は減少できません。
住宅ローン控除がある限り、家を借りるより買った方がいいかも…という話はまた別の機会で。

住宅ローンを借りたら、生命保険の見直しをしてみては

生命保険は、保険金という現金で残すことができます。
住宅ローン団信の場合は、建物という資産を残すことができます。
ただ、建物は購入時よりは資産の価値は下がるため、価値としては、現金の方が大きいかもしれません。
とはいえ、家を残すことができれば、生活の負担は大きく楽になるのではないでしょうか。
そうしますと、保険金を減らすことで、保険料を下げることもできたり、ご自身の医療の保障に振り替えることもできます。
生命保険は医療の保障団信は住まいの保障と考えてみると、住宅ローンを借りたら生命保険の見直しをしてみてもいいかもしれません。

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