GM・東急8090系を作る①
外出できず、家にこもっている時だからこそできるのは、
そう、「板キット」の制作ですね♪
作るのが面倒で何年も放置していたもので、今回チャレンジしてみました。
東急が続いてしまいましたが、東急8090系を作ってみました。
やってみて思ったのが、大変すぎて二度と作らない…。
でも、完成したときの感動はたまりませんでしたね。
これが板キット!
グリーンマックス、すっかりと完成品のメーカーになっておりますが、昔からNゲージを楽しんでいる者としては、やっぱり板キットのメーカーです。
鉄コレがなかった当時、安く珍しい車輌を作れるのがこの板キットしかありませんでした。
その名も「エコノミーキット」ですからね。
下手なりにも作るのが楽しくて、自分だけの工夫をしたり、改造する気持ちも学んだものです。
ただ、最近の子は作ることをしないようで、すっかりと板キットが発売されなくなってしまいました。
箱を空けると、このような板になったパーツが出てきます。
見たことがない方もいるかもしませんね。
側面と屋根、床板と6面を組み合わせて車輌を作りますが、組んでからも何回も塗装をしたりで、
完成まで相当時間は掛かります。
作るのが面倒で、せっかく手に入れたのですが放置してきました。
それでもずっと気にはなっていたんです。
今年は、気がかりは取り組んで解消することを目標にしていますので、さっそく取り組んでみました。
前面を三枚窓に
キットに含まれている前面は、8090系初期型・後期型、8590系の3枚あります。
8090系は、正面窓が三つ折りの製造時のものしかないんですよね。
1993年と2000~2001年の2回にわたって独立3枚窓に改良されましたが、それを再現することができません。
せっかく板キットを作るので、自分だけのものにしたいじゃないですか。
どうしようかなと思っていたのですが、
そんな時に見つけたのは、秩父鉄道7500系の正面パーツです。
近くにクロスポイントがあると、分売パーツが買えて便利です。
窓ガラスをはめ込むために、正面のパーツをちまちまと削っていきます。
一マスが1cmなので、大きさがわかりますよね。
できたのがこちらです。
現物合わせで、削りすぎないように整えること、なんと2時間!
枠がさらに薄くなりましたが、綺麗に合わせることができました。
まずは帯の赤から塗装
何色も塗装を塗るとき、ついつい広い面から塗り始めて、最後に帯の狭い部分を塗りがちです。
綺麗に塗装をするには、実は一番狭い帯から塗装することがポイントです。
マスキングするのに、帯だけ残すより帯をマスキングする方が、幅がずれず曲がらないんですね。
今回も、帯の赤から塗装します。
ただ、側面と正面だけで、つなぎ目の境もあっていいので、組み立てる前に赤を塗装してみました。
エアブラシを使うと、スプレーがあまり広がらず、塗料も少なく使えるので、ほんと便利です。
ブースを使えば、室内でも使うことができます。
ただ、手入れが大変で…。
ブースの設営と解体、エアブラシの掃除をしっかりしないと次に使う時に色が混ざってしまいます。
赤色は乾きが早いので、いつもより薄めに
今回、エアーの圧が低いこともあったのですが、
最初赤をブラシしたときに、塗装面がざらついてしまったんです。
艶が全くありませんでした。
その後いくら塗り重ねたり、磨いても直すことができませんでした。
これは、最初からやり直しです。
IPAプールに浸けて、塗装を剥がしました。
原因を調べると、ブラシから霧状に塗装が飛び出してからプラ面に着く前に、
粒子のままで乾燥してしまうからなんですね。
通常は、乾く前にプラ面に塗装が付くと、それぞれの霧粒が溶け合ってきれいな塗装面になります。
途中で乾燥すると、粒同士が並ぶことになるため、ざらざらの塗装になってしまいます。
以前、京急の赤を塗装したときに同じ事になって、最初からやり直ししました。
その時は、塗料が古いからかと思っていたのですが、ネットでちゃんと調べてみるもんですね。
再塗装の時は、1:3くらいで、いつもの倍以上にうすめることでしっかりと塗装できました。
経験上、赤は危険ですね。
次は、組み立ててステンレス塗装を行いますが、
板キットの作りを変える、大きな工夫をしてみました。
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