GM・東急8090系を作る④
2種類の質感の違うステンレスを使っている「東急8090系」。
スーパーステンレスで”メタリックな銀”を塗ったあと、次は”フラットな銀”。
これが大変だったのですが、これがないと東急8090系になりません。
継ぎ目位置が違う!
4両の先頭車を、8090系と8590系に作り分けをしていたのですが、
実車の写真を見ると、何か違うんですよね。
あっ!と気がついたのが、ステンレスの継ぎ目位置が違うんです。
8590系だけが違うのかと思ったら、調べると、17次車の8087Fから継ぎ目位置が違っているんですね。
鉄道ピクトリアルNo.929「特集:東京急行電鉄8000系」には載っていませんでした。
鉄道ピクトリアルNo.749 2004年臨時増刊号「東京急行電鉄」の212ページに、1行だけさらりと書いてあるだけでした。
なんで継ぎ目が変わったんですかねぇ。
中間車も違うので、事前に編成と車番を決めておかないと、別ものになってしまいます。
付属のデカールと合わせて考えてみます。
編成の決定
先頭車4両を、8090系の上ライト・下ライト、8590系の前後と顔の違いを楽しんでいます。
8590系は、田園都市線運用もできるようにするには、8694Fと8695Fに限られます。
さらに、継ぎ目の上下のバランスも考えると、編成はこのようになりました。
8590系(8694F)
M2c | <>M1 | T | M2 | <>M1c |
8694 | 8185 | 8397 | 8285 | 8594 |
8090系(8091F+8089F)
Tc2 | <>M | M2 | <>M1 | Tc1 |
8091 | 8491 | 8290 | 8190 | 8090 |
ちょうど半々になって、いい感じです。
この違いを忘れずに、マスキングをしていきます。
大変なマスキング
ドアを避けてマスキングをするため、一度にマスキングをすることができません。
腰板で、片面9ヶ所のマスキングが必要になります。
幕板は、継ぎ目が上の後期型だと1枚で済みます。
これでも、片面で10ヶ所のマスキング。
5両の両面で、
10ヶ所 × 2面 × 5両 = 100ヶ所
のマスキングが必要です。
ただ、これでもまだましです。
継ぎ目が下の初期型ですと、幕板のマスキングが、さらに5ヶ所増えることになります。
つまり、片面で 10ヶ所+5ヶ所=15ヶ所のマスキングが必要になります。
ということは、
15ヶ所 × 2面 × 5両 = 150ヶ所
もう、信じられません…。
全部で、
250ヶ所
もマスキングをしてしまいました。
完全に手順を間違えました…。
フラットな銀を先に塗装して、窓とドアをマスキングするべきでした。
これで正月三が日つぶれましたので。
8090系を作る方、塗る順番は逆ですからね!
これを参考にしないでください。
ほんと大変だったので。
GMカラーの銀を塗装
マスキングが終わって、”フラットな銀”のGMカラーの銀を塗装します。
おもいのほか、粒子感はありません。
ただ、スーパーステンレスと比べると、質感が落ちた感じがしますね。
次は、緊張のマスキング剥がしです。
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