GM・東急8090系を作る②
赤帯を塗り終わって、組み立てに入ります。
東急の切妻車両、本当に切妻で正面と側面の境目は角っこになっています。
そこで、目に付く先頭車は、はめ合いを変えてみました。
初期の板キットは、角がとがっていない
正面パーツを見ると、厚みがあるんですよね。
その幅およそ1ミリ。
正面と側面の接合面は、角にならず側面の一部になってしまいます。
直角の板を貼り合わせることができるので、作りやすさはあります。
接着後につなぎ目をけせばいいのかもしれませんが、たかが1ミリ、されど1ミリ。
その後に発売になった101系キットと比べて見ると、
101系は、角がとがっているんです!
厚みを斜めにカットすることで、正面と側面を角ぴったりで接合することができ、
実車に近い雰囲気になります。
屋根も境目がなくなりますよね。
101系キットのあたりから、設計が大きく変わったのでしょうか。
せっかくなので、8090系もチャレンジしてみます。
それにしても、30年前に作った101系のパーツがなんで取ってあるんだって😋
キットの残りを捨ててないのは、模型鉄あるあるですね♪
正面パーツの面取り
正面窓が大きい車両のため、枠がほとんどありません。
慎重に、かつ大胆に角を面取りしてみました。
いやぁ、細すぎる!
よく折れずにここまで削りました。
削る前と比べると、違いがわかりますね。
正面だけでは組めない。側面も…
正面だけ面取りしても、組むことはできません。
側面も同じように斜めにカットしました。
お互いに45度でカットすればいいのかというと、それだと綺麗に合わないんですよね。
特に、下がすぼまったボディなので、かなりとがらせないと組み合いませんでした。
これを4両分なので、一週間作業となりました。
はぁ、しんど。
車両の箱組へ
素材が揃ったので、車両の組み立て、箱組みします。
通常は、側面と正面でL字を2つ組んでから箱にしますが、
側面と後ろをコの字に組んでから正面を接着しました。
というのも、正面と側面の接地は”面”ではなくて”線”になっています。
「のりしろ」がないんですよね。
L字にした場合、組んでからズレに気がつくと直すことができません。
左右の接着線を一度に合わす方がいいかと。
プラ系接着剤で、完全固定はしないで少しは動かせるようにしつつ、
位置を定めて流し込み接着剤で隙間をなくし、最後は瞬間接着剤で補強して組みました。
並べると、組み上げた順番がわかりますね😅
どんどんと削りに慣れて、隙間がなくなっているのが目に見えてわかります。
それでも、きれいに角ができて、側面もぴたりと収まって気持ちがいいです。
屋根も長さを調節し、隙間がなくなるように瞬間接着剤パテで埋め込みました。
これぞ、東急切妻って感じですね。
元々は1ミリの厚みですが、そのまま組まないでよかったなと。
次は、本格的に塗装にチャレンジです。
それが、大変なことになるなんて…。
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